2012年4月26日木曜日

ラケットインプレッション ダンロップ社NEOMAX2000 (その4)

きっと多くの方が参考にされていると思う増田英明(ますだひであき)さんのラケットインプレサイトで、NEOMAX2000が紹介されましたね。メシールのフラット系とは正反対のプレースタイルの増田さんですが、やはり、このラケットの印象は、他の方々とほぼ同じであるようですね。

スピンがかけづらいラケットですかぁ…私も、そのとおりだと思います。いつも苦労しています!(笑)

「いまだにMAX200GやPRO-2000RIMの感触を追い求められている方はいらっしゃいますか?もしいらっしゃったらかなりビンゴだと思いますが・・・」「はい、まさに私です!(笑)」

NEOMAX3000もインプレ書いてくれないかなあ…。

2012年4月25日水曜日

ラケットインプレッション ダンロップ社NEOMAX2000 (その3)

NEOMAX2000/3000の打ち味というブログ記事を見つけました。しかも、かつてのMAX200Gとの打ち味の比較もしています。その評価は、特にNEOMAX2000とMAX200Gの比較は、私のこれまでの記事(こちらこちら)よりもずっと的確でした。このラケットに興味がある方には、推薦できる文章です。

うらやましくて死にそうです!(笑)

ブラチスラバ在住の日本人の方のブログで、メシールにレストランで会った話を読みました。ああうらやましくて死にそうです!(笑)

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メシールのテニス(66) ボールを押し出すこととテイクバックを早くとること

フラット系のグランドストローク(メシールのテニス)では、ボールをヒットするときに、ボールを押し出すことがとても大切です。そのイメージは、図に示す通りですので、解説は不要だと思います。このイメージの違いが、結果を左右します。

とくに、体勢が崩されてボールを打つ場合でも、このボールを押し出すイメージだけは守らねばなりません。
右図の誤った場合になるのは、特に、ボールに対する準備が遅い時に顕著です。相手のボールがそれなりの速さの場合です。(遅いボールの場合には、もともと、準備が遅れることがあまりないため。)

ボールに遅れないためには、2点、注意することがあります。

①できるだけ早めに、軸足(フォアハンドだったら右足)を決めること。
②できるだけ早く、テイクバックを完了すること。

①は、どういうことでしょうか。グランドストロークで、自分が打てるところにボールが飛んでくることはめったにありません。これは、走らされて打つという意味ではなく、自分のいる場所のあたりにボールが飛んできた場合でも、体がボールに対して適切な位置関係になるためには、足を動かさねばならないということです。本当に、一歩も動かずにちょうどボールと体の位置関係がよくなるのは、単なる偶然です。

まずは、ボールに対して、軸足をがちっと決めること。これが、ボールをしっかりと打つ(厚い当たりで打つ)ためには必要なことです。相手コートからボールが飛んできた。一番最初に考えることは、まず、そのボールに対する軸足を決めることなのです。

軸足を決める理由は、もちろん、ボールとの位置関係を一定にするためです。ボールに対して近すぎたり遠すぎたりすると、ボールを正しくヒットできなくなる確率は高くなります。できるだけいつも同じスイングでボールを打つためには、できるだけいつもボールと体(=軸足)の距離を一定にせねばなりません。

もう一つの理由は、軸足を早く決めることで、少しでも、②のテイクバックを早くスタートできるからです。軸足を決めずにテイクバックを開始するのは、スイングが不安定になります。(ランニングショットなどの場合は仕方がないですが。いえ、ランニングショットですら、できるだけ、軸足を決めて打った方が安定します。)

②は、実は、私自身が今まで思っていたイメージとちょっと違いました。したがって、ここで、正確に書いておこうと思います。

私は、実は、メシールは、下の左図のような形でボールを待ち、ボールにあわせたタイミングで、さらにテイクバックを取ると思っていました。

相手のボールが遅い場合には、それでも問題がありません。が、一定レベル以上のスピードでは、それでは間に合いません。

したがって、正解は、早く下の右図のようにテイクバックをしてボールを待つ、ということです。そうでないと、スイングがボールに対して遅れてしまいます。つまり、下右図のようでないと、上図のようにボールを押し出すことも間に合わないのです。

もしかしたら、下右図のようにテイクバックすると、待っている間に力が入りすぎるのではないかと心配するかもしれません(実は、私はそう思っていました。)しかし、そんなことはありません。相手のボールがある程度早いという前提の話ですから、この形でボールを待つのはほんの一瞬なのです。待ちすぎて力が入るというようなことは、ありません。また、相手のボールが遅い場合でも、例えばチャンスボールのショットなどは、実は左ではなく右のようにボールを待った方がよいことも、コート上で確認しました。意外に、待っている間に腕に力が入りすぎたりはしないようです。

メシールのテニス(65) ドライブボレーの打ち方

ドライブボレーの打ち方をとある方に教わりました。メシールのテニスとは関係ないのですが、なるほどと思ったので書いておきます。今回も、テニス技術としてはそんなの当り前という話なのかもしれません。

ラケットには、スイートスポット(ボールを打つべきポイント?)があるそうです。中心と、ラケットヘッド側と、ラケットのグリップ側だそうです。

もちろん、通常は、中心のスイートスポットでボールをヒットします。しかし、ドライブボレーは違います。ドライブボレーでは、ラケットヘッド側のスイートスポットでボールを(ひっかけて)打つそうです。これは、私は初耳でした。

さっそく、コート上で試してみました。で、なんと、今まで苦手だったドライブボレーが、どんぴしゃと打てるではないですか。まさに、目からウロコ。

これまでは、(ラケットを振って)ドライブボレーをすると、ネットするかアウトするか。もともと、フラットドライブ系でボールを打つ私は、ボールにドライブをかけることができないので、ドライブボレーは打てないものなのだと思っていました。

しかし、打点を意図的にラケットに先にしてヒットすると、うまく相手のコートに入ります。

どういう原理か、まだ理解できていないのですが、あまりにうまくいくので、まあ、結果オーライだと思うことにしました。(原理を理解するのが大好きなのに、うまくいくことは理屈抜きで取り入れてしまっています(笑)。)

ラケットヘッド側でボールをひっかけて打つ時には、ボールを腰で打つ(フォアハンドは右腰、バックハンドは左腰)と組み合わせると有効です。一度お試しあれ!

ところで、グリップ側のスイートスポットで打つのはどんな場合でしょうか…?ええと…。勉強してきます!!恐らく、ドロップボレーやドロップボールの時ではないかと思っているのですが…。どなたか、教えてください!

2012年4月18日水曜日

メシールのテニス(64) スピンサーブの打ち方


メシールのテニスに限った話ではないのですが、スピンサーブの打ち方について、最近、発見した方法を紹介します。(「そんなの常識!」かも知れませんが。)

一般には、トスを上げたボールのどの場所を打つかということで、スピンサーブやスライスサーブの打ち方を説明することが多いようです。私も試しましたが、どうしても、スライス系の癖が抜けません。(もともと、野球をやっていたので、腕の遣い方がスライスサーブの遣い方になっているからかもしれません。)

で、スピン系サーブが打てないのがどういう理由かというと、どうやら、テイクバックでラケットヘッドを下げた状態の時に、ボールを打つ側のラケット面が自分の背中の方向を向いていること。言い換えると、ラケット面がネットの方向や、まして背中と反対側を向かないこと。

これが、スピンサーブを打つ際のポイントとなります。

ラケット面でイメージしにくければ、右手(利き腕)の手の甲でも構いません。ラケットヘッドを背中で落としたときに、手の甲が、背中に対して外を向かなくてはなりません。手首を折ってしまい、背中の方向を向いてはいけません。

そのためには、右手の肘を高く(上向きに)上げることが有効です。右脇を大きく開いて、肘を高く上に突き出すと、右手の甲は外を向きやすくなります。

後は、そのまま打つだけです。腕は斜め(野球でいうところのスリークオーター)にはならず、スライスボールにはなりません。スイングが「縦振り」になりますので、スピンサーブが打ちやすくなります。というよりも、自ら、スライス系では打てないフォームを選んでいることになります。スライスサーブは、逆に、この方法では打てないはずです。

後は、どれだけ強くボールを打つかです。強く打てば打つほど、ボールのスピン量は増えることになります。

2012年4月17日火曜日

メシールのテニス(63) バックハンドの基本

珍しく、バックハンドについてです。しかも、とても基本的なことです。

今日、気が付きました。バックハンド(右利き)は、左手でスイングするのです。言い換えると、左手でスイングをして、左手でボールを押し込んでいきます。微妙なコントロールも、左手で振る感覚で作るのです。

私は、今日、それに気が付きました。今まで、どういう感覚でボールを打っていたのだろうかと思うぐらい、ボールを自分のペースで打ちやすくなりました。特に、早いサーブのリターンでは、今までは面を作って押し出すだけだったのが、ある程度、ボールコントロールもできます。

もちろん、これは、メシールのような左手主導型の両手バックハンドの場合の話です。右手主導型の場合は、別になります。

2012年4月8日日曜日

メシールのテニス(62) 早いテイクバックと力が入る打点

メシールのテニスについて、フォアハンドを中心に、そのフォームについて述べてきました。

そろそろ、(私のレベルアップに合わせて)フォームからコート上でのボールの打ち方に、話題をシフトしたいと思います。これは、つまり、話題がメシールのテニスから、一般的なものになってくるということです。メシールのテニスは、フォームは独特なところがありますが、コート上でのボールを打つ技術は、テニス共通だからです。

メシールのテニスでは、早いテイクバックが大切です。いや、どんなテニスでも、速いテイクバックが必要です。

テイクバックが遅くならない方法として、以前、ボールに合わせてラケットを引くということを書きました。まさにこれです。ボールが飛んでくるのに合わせてラケットを引き、バウンドするタイミングでフォワードスイングを開始します。

ここで大切なことは、相手に走らされて打つ場合でも、同じだということです。この場合、走るという行為とテイクバックという行為を、同時に行うことになります。走る(ボールに追いつく)方に集中してしまいがちですが、ボールに合わせてテイクバックを取ることを忘れてはいけません。

(ちなみに、私は、フォアハンドでこれを忘れることが多いので、フォアサイドに走らされて打つショットが苦手です。)

さて、インパクトです。上のように時間的余裕をもってテイクバックを取った場合には、一番力が入る場所でボールをヒットしましょう。メシールのような薄めのフォアハンドグリップでは、力が入る打点は、比較的後ろの方です。前回の「フォアハンドは右腰で打つ」の理屈から言うと、力が入るポイントは右足のつま先の延長線上です。

厚いグリップの打ち方と比べると、ずいぶんと後ろになります。が、それでよいのです。一番力が入る打点で、しっかりと厚い当たりのボールを打つことが、何より大切です。

2012年4月7日土曜日

メシールのテニス(61) 腰でボールを見る

あなたの方にボールが飛んできた。さて、あなたは、どこでボールを見ますか?

目という答はもちろん正解ですが、そういう意味ではありません。

体のどの部分でボールを意識しますか、ということです。

正解は、腰です。フォアハンドは右腰。バックハンドは左腰。

そして、ボールを打つためのフォワードパワーも、腰です。腰で、ボールを打つのです。

これは、メシールのテニスだけではありません。テニスにおける、グランドストロークの基本です。

2012年4月4日水曜日

Dunlop Biomimetic Max 200G

あまりギアの事を書かないこのブログですが、私のお気に入りのラケットであるNEOMAX 2000Gの対抗馬(?)が登場しました。しかも、同じDunlop社から。

Dunlop Biomimetic Max 200Gです。

以前から、ネット上でもこのラケットをマッケンロー(今の)が使っている写真と一緒に掲載され、「近い将来、MAX 200Gの後継機種が登場か」と書かれていました。その機種が、いよいよ登場したということでしょうか。

使ってみたい…と思っているのですが、NEOMAX 2000Gとおなじなのでしょうか。違うのでしょうか。ラケットフェースは98インチと共通ですが、Dunlop Biomimetic Max 200GはComposition: HM6 Carbon/Aerogel/Graphiteと、素材は異なるようです。

以前、Dunlopから出たMaxply McEnroeが、MAX 200Gとは全く異なるラケットでがっかりした経験があるので、今回も、予断を許さないような気がします。(とはいえ、今回は、はっきりとMAX 200Gとネーミングしたのですから、さすがに、Maxplyよりは…。)

2012年4月1日日曜日

50歳を前にまだ上達できるということの素晴らしさ

私事(わたくしごと)ですが、現在、48歳です。すでに、若いころの柔軟さはなく、50肩に悩まされながら、しょっちゅう足がつりながら、毎週のようにラケットを持ってコートに立っています。

シングルスをすることが多い(テニス日記はこちら)ですが、相手の多くは30代か、40代前半の人です。私よりも若い人たちが、軽いラケットを使って、スピンが効いたボールを、ベースラインから打ちあいます。その中に、重いラケットを持って、フラット系の私が、しなやかさを失った体で挑んでいきます。

今日、私は、先日、負けた相手とゲームをしました。今日は勝ったのですが、勝ち負けではなく、とても感動したことがありました。

私は、まだ、上達しているのです!

先日、負けた時には、思うように打てずに負けてしまいました。しかし、今日は、明らかに、自分のイメージでボールが打てています。少しずつ、本当に少しずつですが、このブログ(メシールのテニス)で考えてきたことが、実現できるようになりつつあります。

50歳を前に、私のテニスは、まだ上達しているのです!

この年齢は、普通は、スポーツの世界では、プロはもちろんですが、アマチュアスポーツであっても、下降線をたどる年齢だと思います。ゴルフなどと違って、体全体を動かすスポーツですから、年齢を重ねて体が動きにくくなってくるのは、不利であるはずです。今までは勝っていた相手に勝てなくなる…という年齢です。

しかし、私は、まだ、今まで負けていた相手に勝てることがある。つまり、上達しているのです。このブログ(メシールのテニス)で書き続けている通り、日々、メシールのテニスを研究し、それをコート上で実現しようとしてきました。そして、たしかに、私は一つずつ、長い時間をかけて、技術を身に着けてきています。一歩ずつ、前に進んでいます。

体力は、体の動きは、これからも下降線をたどり続けるでしょう。しかし、並行して、私はメシールのテニスを研究し続けます。その結果、技術はまだまだ、身に着くと信じています。このマイナスとプラス。どちらが上回るのか。私は信じています。メシールのテニスは、たとえ身体的には動きが悪くなったとしても、十分に通用するテニスであると。だから、私は、まだまだ上達できると。

50歳でもまだ上達できる。とても素晴らしいことに思えるのです。