2014年2月1日土曜日

Mecir's Tennis (219) 腰の回転の次に何を回転させるか?

フォアハンドにおいて、フォワードスイング(前半)では腰の回転でリードするということを何度も書いています。一方で、腰の回転だけで打つ脳内イメージは間違えています。

腰の回転では、微妙なコントロール無理です。

では、フォワードスイング中盤から後半にかけて回転させるのはどこでしょうか?

答えは、腕ではありません。肩です。腰に続いて、肩を回転させます。腕については、ひじや手首は、固定します。がっちりと固定するのではありませんが、ひじや手首は使わないと追っているほうがよいです。

肩の回転というのは大切な割にはあまり注目されていないような気がします。現代テニスでも、腰の回転の次は腕を使うイメージがあります。

メシールのフォアハンドでは、腰でフォワードスイングを始めたら、その次には(ひじや手首を使わずに)肩を回転します。

Youtubeのメシールのふぉわハンドのスローモーション(こちら)を見てください。肩を支点に腕が回転しています。また、腕の(ひじの)角度はフォワードスイング内で(肩を中心に回転している間)あまり変わっていません。

腕を肩を支点として回転させる場合、肩甲骨よりも腕の付け根の体の前側の金忍苦を使う方がイメージが正しいと思います。すでにフォワードスイングが始まって腰の回転で進んでいますので、さらにそれを前に引っ張るには前側の筋肉が最適です。この筋肉の名前は、筋肉に関するサイトによると大胸筋というそうです。

腰の回転でフォワードスイングを始めたら、次は大胸筋で肩を引っ張って回します。

この2つの回転を正しくすると、以前「腕の力を抜くこと」で書いたように、腕に力を入れる必要がなくなります。実際、コート上で試してみると、肩を回すという感覚があれば、腕にはほとんど力を入れなくても重くコートに突き刺さるボールを打つことができます。

また、フォロースルーが明らかに大きくなります。その結果、ボールコントロールの精度が上がります。

腕に力を入れてはいけないですし、また入れる必要もないのです。

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