2013年4月28日日曜日

Mecir's Tennis (148) 正しいサーブを打つ「コツ」(3)

正しいサーブを打つコツ(2)で、ラケットをフレーム方向に厚く振るというイメージが有効(な人もいる)ことを書きました。ここでは、フレーム方向に厚く振る際の右腕のイメージについて書きます。


図は脳内イメージ:実際には体の回転が入るので、厳密にこの面内でラケットが動くわけではない。

まず、ラケットをフレーム方向に厚く振るというイメージですが、上図の体と平行な線(実際には面)内でスイング(フォワードスイング)します。ラケット面が、この線(面)内にあるイメージです。本来はフォワードスイングが面内で動けばテイクバックスイングは面に拘束されませんが、実際にはテイクバックスイングもこの面内で動かすと、フォワードスイングのイメージがつかみやすいので有効です。

テイクバックスイングでは、まず肘を両肩の延長線の高さに持ってきて、その後で肘を蝶番(ちょうつがい)のようにしてラケットを持つ腕を振り上げることをお勧めします。(必須ではありません。)このようにしてラケットを振り上げると、上図の面内でラケットを振り上げやすいうえに、トロフィーポーズの際に肘が下に落ちないからです。イメージとしては、ロボットダンスのように右肘を使うイメージでしょうか。

その後は、正しいサーブを打つコツ(2)で書いたとおり、ラケットフレーム方向に厚いグリップだと思い、その方向にラケットスイングします。これで、ラケットがボールに薄く当たるので、正しいスピンボールが打ちやすくなります。

ここでひとつ気を付けることがあります。テイクバックで、脇を締めすぎてはいけないという事です。脇を締めると、下図のように肘より先の腕が外を向いてしまいます。その結果、ラケットフレームがスイング方向と角度を持ってしまうのです。その結果、ラケット面が開き、スイング方向とラケットフレームが同じ面内に収まらなくなります。(ラケットフレーム方向ではなく、ラケット面方向にスイングしてしまいます。)

したがって、右脇を閉じず、というよりは右脇を空けて、右腕(肘より先)が体に平行になるイメージ(下図の左)が有効です。


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