今(2013年)の現役のプロテニスプレーヤーで、ミロスラフ・メシールに一番近いと思うのは誰か?
今(2013年)の現役のプロテニスプレーヤーで、私が見ていて一番楽しいのは誰か?
私には、この二つの質問の答えは、同じです。
ガエル・モンフィス。フランスの黒人テニスプレーヤーです。
現在行われている上海での大会で、モンフィスはフェデラーに勝って4回戦に進みました。私は、モンフィスのプレーを見るのが好きです。怪我が多くて、なかなか上位ランカーになれないモンフィスですが、現在のトップ選手の誰にでも勝つ力を持っていると思います。
プレーが柔軟で、イマジネーションにあふれていること。
相手のボールの力を一度ラケットが吸い取って、力をのあるボールを打ち返す技術。
無駄な力が一切なく、体を効率的に使って打つことができる。
こんなところが、メシールとそっくりで、そして魅力的です。
無駄な力が少なく、生きたボールを打つことができるのは、ナダルと正反対です。150の力で150のボールを打つナダルと、80の力で120のボールを打つモンフィス。
いつかモンフィスは、ナダルに勝てるような気がします。ナダルのような力のテニスを、技のテニス(と言ってよいでしょう)のモンフィスが打ち破るところを、是非見てみたいです。
ナダルがこれでもかという力で打ち込むボールを、その力を吸収して、ナダルが嫌な場所に軽々と運ぶモンフィス。そんなシーンが目に浮かぶのです。そのテニスは、ジョコビッチにも、マレーにも、すべてのプレーヤーに対して有効な技術となるでしょう。
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