2012年7月27日金曜日

メシールのテニス(73) 体重のかけ方

メシールのテニス(71)と(72)で述べたフォームについて再考したいと思います。

メシールのテニス(72)では、上体を立たせた打ち方はフラット向きだと書きましたが、厳密にいうと、上体を立てるのはよくありません。左図は、よくない例です。相手のボールが速い時などの例外的なケースを除いては、ボールに順回転を与える方が安定します。特に、相手のボールが遅い場合はフラットでボールを打つと、バックアウトまたはネットする可能性が高いのです。つまり、原則は右側の姿勢が正解です。

重心を後ろ(お尻を突き出す)ことで上体が前に倒れます。あごが体の前に出ます。

この姿勢で構え、そのまま体の軸を回転させてボールをヒットします。図には示しませんが、これにより、いくつかの効果が生まれます。
  • テイクバックで、右肘が体の線よりも後ろに出ない。上体が立つと、胸をそらせることで肘を後ろに引きすぎてしまいます。しかし、肘は、体の線よりも後ろに出ない方がよいのです。メシールのテニス(68)では、右肘が後ろに出ていますが、これは実際には望ましくないのです。上体を前に倒すことで、胸をそらせることができなくなり、腕(肘)は体より前に来ます。図で、頭の位置に注意してください。(左図は胸が反るために頭は背中側にあります。右図は上体を前に傾けるために頭が前に出ています。)

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