2012年12月10日月曜日

メシールのテニス(91) ボールを”強く打つ”事の大切さ

相手のボールがあまりくせのないボールであれば、メシールのようなフラットドライブ系のスイングでは、タイミングを合わせて面さえきちんと作れば、比較的ボールを打ち返しやすいものです。

しかし、それでは、狙ったところにボールは行きません。ちょっとしたズレでボールはバックアウトしたり、ネットしたりしてしまいます。

つまり、フラット系であっても、ボールを強く打たねばならないのです。

常にボールを強く打つこと。リターンであっても面を作って合わせるのではなく、強く打つことが必要です。

このことは、副産物として、いろいろな良いことがあります。

一つは、ボールを最後まで見るようになることです。強く打ちたければ、しっかりとボールをラケット面に当てなくてはなりません。

さらに、テイクバックが早くなります。早くテイクバックしないと、自分の力でボールを打つのが難しくなります。

テイクバックを早くするためには、右足(フォアハンド)の位置を早く決めねばなりません。逆に、しっかりボールをたたくという意識を持てば、自然に(無意識に)、右足の位置を早く決めようとするはずです。

なお、ボールをしっかり打つ際に、腕に力を入れてはいけません。腕の力を抜き、肩を回してラケットの重さでボールを打つことで、ボールをしっかりと打つ(運ぶ)ことができるのです。


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