2013年6月10日月曜日

Mecir's Tennis (165) 何とも厄介なフォアハンドだ②

何とも厄介なフォアハンドだ①で書いた、何とも厄介なメシールのフォアハンド。ポイントは、腕に力を入れるのはインパクト直前だという事でした。そして、その感覚を身に着けることが大切だと書きました。

どうすれば、この、奇妙で優しくはないインパクト直前の力の入れ方をマスターできるでしょうか。

これは「感覚」なので言葉にするのは難しいですし、また身に着け方は人によると思います。私の考える感覚をまとめてみようと思います。

一番近いのは、自分の中ではフォワードスイングがインパクト直前からスタートするというものです。この感覚(イメージ)は、おそらくこれまでにテニスで培ってきた感覚をかなり変えることになると思います。フォワードスイングの前半は、まだ、スイングではないのです。スイングの準備でしかない。スイングそのものは、インパクト直前からスタートします。

スイングが始まったらすぐにインパクトですから、修正は効きません。スイングの準備のところで、ステップワークが正しくなかったり、右足がボールに向かってしっかりと踏み込まれていなかったり、骨盤が回転していなかったり、肩が(えもんかけのように)回っていなかったり、左ひじがボールを指してさらに左側に(反時計方向に)体の回転を引っ張っていなかったり、そしてなによりもそれらが原因でラケット面が違う方向を向いていたら…、スイングはできないという事です。スイングがスタートできるには、すべてそろっていなくてはならないのです。

感覚的には(まさに感覚の話を書いているのですからあたりまでですが)、感覚的にはゆっくりとフォワードスイングをしながら、スイングのスタートを探ります。よし、ボールを打つぞ!と思ったところから始めて腕に力を入れてスイングを開始するのです。

相手のボールのスピード、高さ、回転のタイプに関係なく、この感覚は同じです。
下がってボールを打つ場合にも、右には知らされてボールを打つ場合にも、この感覚は同じです。

スイングがボールを捉えるその直前。その瞬間からスイングを始めるというイメージです。

→何とも厄介なフォアハンドだ①
→何とも厄介なフォアハンドだ③

0 件のコメント:

コメントを投稿