Mecir's Tennis (160) イースタングリップの打点は前(1)を書いた後に気になってちらちらとWebを見ているのですが、なぜか、『ウエスタングリップの打点はイースタングリップよりも前(フォアハンドの場合)』という記事を見かけます。
下の錦織の写真を見てください。
これとMecir's Tennis (160) イースタングリップの打点は前(1)のメシールのフォアハンドインパクトを見ればわかりますが、明らかにメシールの打点の方が前です。
それは当然です。
一つは、ウエスタングリップ(錦織)では腕を曲げたままボールをヒットすることが多いので、それだけ打点は前になりにくい(体の近くになる)のです。
イースタングリップではスイングはインサイドアウトで前方・上方に向けて振るイメージですが、ウエスタングリップではアウトサイドインで左方向・上方(その後ワイパーのように下方)です。したがって、もう一つの理由は、横に払うウエスタングリップよりも、前に押し出すイースタングリップの方が打点が前になりやすいのです。
フォアハンドストロークに関して言うと、薄いグリップの方が打点が後ろと言うのは全くの誤りです。イースタングリップでは、以下に右肩を前に出して、腕を伸ばすところでインパクトできるか(それだけボールにパワーを与えることができるか)がポイントです。
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