2013年9月3日火曜日

Mecir's Tennis (182) インサイドアウトのコツ

Mecir's Tennis (181)でインサイドアウトの理由を書きましたが、フォアハンドのスイングをインサイドアウトに行うコツがいくつかあります。

一つ目は、フォワードスイングをインサイドアウトにするためにテイクバックを同じラケットの軌道にする必要は必ずしもないという事です。

たしかに、ラケットを引いたとおりに振れば、スイングは安定します。フォワードスイングでインサイドアウトになるラケット軌道と同じ軌道でテイクバックすることは有効です。

しかし、相手の打つボールは様々で、また、自分がボールを打つ場所も様々です。この形でラケットを引くことができないこともあります。そのような場合に無理をすると、逆にスイングが不安定(体の使い方に無理が出る)ことになります。

したがって、テイクバックはもっと自由に行っても構いません。ややアウトサイドインにテイクバックをしても、フォワードスイングでしっかりとインサイドアウトに振ればよいのです。

もう一つのコツは、右ひざ(から足首まで)とラケットの連動です。フォワードスイングでは、インサイドアウトしながら、かつ、ラケットが下から上に上がります。同時に、骨盤とひざの回転と上体(肩⇒ラケット)の動きが同期します。

これを実現する簡単な方法が、ラケットを右ひざの前(横)におき、膝の回転とラケットの回転を同期させて行うことです。それにより、ラケットは自然に下から上に動き、かつ、下半身の動きにラケットが引っ張られます。繰り返しますが、ラケットが右ひざの横からインサイドアウトでアップワードに出ていくイメージです。それを誘導するのが右ひざ(右足)という事になります。

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