2013年9月23日月曜日

Mecir's Tennis (189) 教科書には載っていないスピンサーブを打つコツ

スピンサーブがうまく打てずに悩んでいる人が比較的多いと思います。今回は、2回に分けて、スピンサーブを打つコツ(TIPS)を紹介したいと思います。一つは教科書に載っていないコツ、もう一つは教科書に載っているのに分かったようで実は分かっていないコツです。

「スピンサーブの打ち方」というハウツーが世の中にはあふれていますが、どれを試してもうまくいかない人が多いのではないでしょうか。時々、スイングだけはマニュアル通りで逆にぎこちないというか、表現は悪いですが頭でっかちな打ち方になっているプレーヤーも見かけます。

ここでは、スピンサーブを打つために必要なコツの一つを書きたいと思います。それは、腕の力を完全に抜いて、背中に力を入れて打つことです。背中には、力をいくら入れても構いません。腕には力を入れてはいけません。

ラケットスイングは、教科書にあるように下から上に振り上げます。(後ろから前に打ってはいけません。)

この方法は、実は、ラケットスイングをボールを打つ瞬間に速くするコツです。スピンサーブを打つという事は、インパクトの前後のラケットの動きなどとは別に、ボールを打つ時に素早くラケットを振るという事が求められます。ボールに回転をかけるのですから、ボールがラケット面にヒットする間にラケットが素早く振りぬけなくてはならないのです。

腕に力を入れると、どうしてもラケット面方向にラケットを振ってしまいます。それは、スピンサーブにとっては逆効果になります。腕に極力力を入れず、背中(背筋)でラケットを振ることで、ラケットスイングをボールと垂直方向にしやすくなるのです。


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