2015年7月18日土曜日

Mecir’s Tennis (275)  ボールから離れてインサイドアウト(逆クロスにボールを打つイメージ)

フォアハンドでは、常に逆クロスにボールを打つ体勢を作ってそこから逆クロス、ストレート、順クロスにボールを打ち分けます。順クロスに打つ体勢から逆クロスに打つことはできません。(これはバックハンドも同じです。)

そのためには、ボールから距離を取るようにします。浅い球でも、深い球でも同じです。

ボールとの距離を取ると、自然に左手が前に出ます。左手が前に出ることで、肩の回転でスイングをすることができます。左手が遊んでいると、右手だけでスイングすることになり、力をうまくボールに伝えることができないうえに、右腕の負担が大きくてラケット面がぶれやすくなります。

肩で回転するスイングでは、フォロースルーが大きくとれます。フォロースルーが大きくとれると、インパクトからフォロースルーにかけてのスイングをゆっくりと振ることができます。早いスイングをしなくても、大きなフォロースルーがボールに厚い当たりを作ってくれるからです。

その結果、深くて重いボールを打つことができるのです。

インパクトからフォロースルーまでの一連の動作はすべては連動しており、ボールとの距離を取ることから始まっているのです。

Mecir’s Tennis (274)  もじもじポーズに加えて右腰にラケットをセットする

フォアハンドでは、右腰にラケット(正確には右腕)を「セットしてしまう」のがよいです。右ひじあたりがちょうど右腰のところに来ますので、その両者を一体化させてレディーポジションからテイクバックを行います。

テイクバックの間は、右腰を動かす(回す)だけで、右手は動かさないイメージです。右手は、右腰についていくだけです。肘から先の前腕部も動かしません。(ただし、高いボールの場合は前腕部は使ってもよい。)

これにより、テイクバックでは腕を動かすことができず、腰の回転主導でテイクバックができます。腕が動かないので、ラケットも動きません。

そうすると、テイクバックでラケット面が動かず、薄めのグリップでも精度の高いラケット面が作りやすくなります。その結果、大きなフォロースルーで強くボールを打ちやすくなるわです。