ミニテニス(ショートラリー)、チャンスボールの浅い球のアプローチショット、相手のボールが(スピードはなくても)弾む・滑るなど多彩なボールである場合、走らされてのヒット。
これに共通するのは何でしょうか。薄いグリップでは不安定になりやすいという点です。
特にミニゲームで安定したフォアハンドが打てないと、上のすべてのショットを安定して打つことはできません。では、どうすればミニゲームで安定したボールを打てるでしょうか。
結論を言うと、スイングの〆(しめ)の部分として、肘から先のスイングをすることです。
フォアハンドでは、足が回転し、腰が回転し、肩が回転し、両腕が回転します。これらはこれまでに何度も書いてきました。しかし、これでは「臥龍点睛を欠く」のです。一番肝心な「眼」に当たるのが、肘から先の動きです。
ミニゲームは、ボールもゆっくりなので、一言でいうと「肘から先だけで打つだけでよい」ことになります。これは、上の「緩いボール、変化の大きいボール」を打つ際のポイントになります。
この「スイングの〆」としての肘から先の動きが、ボールのコントロールを決めます。裏返して言うと、肘をまっすぐにのばして、肩から先の腕を一本の棒のようにしてはいけないのです。あくまで、スイングの最後に、肘を支点とした肘から先の腕のスイングがなくてはなりません。これがない限り、ボールをコントロールすることは一切できないのです。
メシールのフォアハンドの最後の部分を見てください。スイングの最後に、肘から先を回転させていることがわかります。
昔懐かしいチェコスロバキア(現在はスロバキア)のプロテニスプレーヤーであるミロスラフ・メシールのブログです。メシールにテニスについて思ったことを自由に書いています。なお、私は、テニスの専門家ではありませんし、上級者でもありません。
2015年5月26日火曜日
Mecir’s Tennis (269) サーブはサッカーのスローイン
以前、テニスのサーブを野球のピッチャーのフォームと似ているというのは間違いだと書きました。野球経験(ピッチャーの経験)がない人であればよいのかもしれませんが、経験があると、この説明は逆効果になります。
テニスのサーブと野球のピッチャーのフォームの違いはたくさんありますが、一番の違いは「腰を回転するかどうか」だと思います。
野球のピッチャーのフォームでは腰を強く回転させます。テニスでは、むしろ回転しない(インパクトまでは)のです。まったく異なります。
もし、テニスのサーブの正しいフォームに近い他のスポーツでいうと、サッカーやラグビーのスローインです。特に、左足を前に出したロングスローインが一番イメージに近いと思います。次の点で、スローインに近いと言えます。
テニスのサーブと野球のピッチャーのフォームの違いはたくさんありますが、一番の違いは「腰を回転するかどうか」だと思います。
野球のピッチャーのフォームでは腰を強く回転させます。テニスでは、むしろ回転しない(インパクトまでは)のです。まったく異なります。
もし、テニスのサーブの正しいフォームに近い他のスポーツでいうと、サッカーやラグビーのスローインです。特に、左足を前に出したロングスローインが一番イメージに近いと思います。次の点で、スローインに近いと言えます。
- 左足を前に出すことで、ばねが左足になる。
- 腰を回転させず、ぎっこんばったんの前後の動きでサーブする。
- ロングスローインのようにラケット頭の後ろに来る。そのために両方の肘が高く上がる。
その他で気を付けることは、腕に力を入れないことです。脱力した状態で上のスローインをします。私は、最近、サーブを打つときに心の中で「スロー・イン!」とつぶやきながらサーブをしています。
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