2012年再びブラチスラバへ(2) はこちら。
昨年も訪れたスロバキアの首都ブラチスラバに、今年も来ました。ブラチスラバ駅の待合室は、Free WiFiがあるので、持参したラップトップPCをインターネット接続して、待合室で書いています。つまり、まだ、これを書いている今、まだ、ブラチスラバにいます。
今回、ブラチスラバのナショナルテニスセンターである、Sibamac Arena(アリーナ)に行ってきました。スロバキアのテニスの中心的な会場です。下の写真はアリーナの外観です。写真からではわかりにくいと思いますが、気温は-8度で、「耳が切れるほど寒い」という言葉がぴったりの寒さでした。バスを降りて会場まで歩く間、本当に耳が切れるかと思いました。
アリーナの建物の中は複数階になっていて、外から見た以上に大きな建物でした。で、それぞれの階にテニスコートがありました。特に1階は、観客席がある多目的会場があり、今日はバトミントンで使っていました。イベントがあるときは、イベント会場になりそうです。
今日は2012年2月7日なのですが、実は2月4日~5日に、FedCupがあったようなのです。(日本でも同じ日にやっていましたね。ちなみに、日本が勝った相手は、紛らわしいですが、スロベニアです。スロバキアではありません。)
下の写真にあるように、アリーナの2階にもテニスコートがあります。2階だけで、全部で5、6面あり、ハード(カーペットかも?)のサーフェスでした。一般の人がテニスを楽しんでいましたが、平日の午後(夜ではない)ですので、特別な人たちなのかもしれません。ジュニアが練習しているコートもありました。
下の写真は、アリーナのすぐ横のテニスコートです。かなりの面数があり、雪のない季節には練習や試合をしているのだと思います。ほとんどのコートは雪をかぶって使えない状態ですが、数面だけ、エアドームになっているコートがありました。おそらく、エアドームは雪の季節だけ使っているのだと思います。コートの中をのぞいてみましたが、ジュニアや一般の人たちが練習をしていました。スロバキアでは、テニスがどのぐらいポピュラーなスポーツなのかはわかりませんが、この寒い中でも、平日の昼間からテニスを楽しむ人がいることは、間違いなさそうです。エアドームは、写真で分かりませんが向こう側にも1つあり、全部で2つでした。エアドームの中は、下の写真のような感じで、屋根は低いですが、テニスは十分にできる広さでした。
この建物の2階にはレストラン(パブという方が正しいかも)があり、10時から22時まで(こんな事務局ようなビルの中で、ずいぶんと遅くまでやっているレストランですね)と開いていたので、入って、ビールを飲んで店内をうろうろしてみました。テニスの写真やラケットなどが飾ってある中で、ふと見ると、ミロスラフ・メシールが使っていたラケットが、サイン入りで飾ってありました。ガットが切れているので、使い終わったものを”寄付”したのでしょう。
他にも、いろいろな選手のラケットがサインと一緒に展示してありましたが、このラケットだけがガラスケースに入っていました。やはり、どうやら、メシールは、今でもこの国のテニス関係者の中では、今でも特別な存在のようです。それはそうですね。オリンピックで優勝したという実績は、スロバキアのテニス選手としては異彩を放っているでしょうから。ネット上で、以前、テニスの大会のストリンガー経験者が、「メシールのラケットは、異様なほど重かった」と書いているのを見たことがあります。私自身は今、400gぐらいの重さのラケットを使っているのですが、メシールのラケットがどれほど重いのか、体験してみたかったのですが、残念です。
廊下には、上のようなこんな「おふざけ」ポスターがありました。現役を引退してずいぶんになるメシールが、いまだ「センター」にいるのは、逆にちょっとさびしいようにも思います。おそらく、今でも、スロバキアテニス界の精神的支柱になっているのでしょう。
さて、アリーナの中です。いろいろな展示がありましたが、貢献が大きかった人の名前のパネル(表彰者パネルのようなもの?)があり、もちろん、ミロスラフ・メシールの名前もあります。また、アリーナの1階には、表彰パネルの他にもテニスショップ(なぜかボルクルのラケットばかり売っていました)やレストランがありました。stageというそのレストランで、一人で夕食を食べました。
ビールもあわせて、17ユーロぐらいでした。
(2)ブラチスラバの街に続く。
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