2012年5月16日水曜日

メシールのテニス(69) サービスの時のトロフィーポーズについて

サービスで、トロフィーポーズは、「タメ」を作るために重要です。しかし、私は、どうしてもこのトロフィーポーズが作れませんでした。左手(トスを上げる方の手)をまっすぐ上に伸ばすと、その後、その左手が体の動きをブロックしてしまってラケットの真ん中にボールが当たらないのです。フォームもバラバラになるのです。

そのため、トスアップで左手がまっすぐ上を向かず、低いところで前に伸びてしまっていました。この不完全なトロフィーポーズでは、体のためができません。サーブがクイックサーブとなってしまい、スピンサーブも打ちにくく、また、サーブが全体に不安定になるという弊害がありました。

これを解決する方法は、トロフィーポーズは一瞬だけ、という原則です。

つまり、トスアップした時には、確かに左手は真上を向きます。しかし、その左手は即座に前に降りてきて、体を回転させる駆動力になります。この、左手による駆動は、フォアハンドの場合と同じです。左手によって、体の回転力を生み出します。

最後、左肩甲骨が張るのも、フォアハンドと同じです。フォアハンドの場合の図はこちらです。

つまり、私のミスは、トスアップの時に左手を上に伸ばしたことではなく、その伸ばした手をそこから前に(即座に)おろしていかなかったことなのです。連続写真や静止画像ではこのトスアップ(トロフィーポーズ)が頻繁に出てくるので、トロフィーポーズをできるだけ長い時間維持したほうがよいのだと、勘違いしていました。

これは、間違いでした。まっすぐにあげた左手を使って体を回転させる。これで、体がスムーズに回転して、スピンのかかった安定したサーブを打つことができるようになります。

これは、スマッシュでも同じことが言えます。

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