2011年11月13日日曜日

ラケットインプレッション ダンロップ社NEOMAX2000 (続編) 「柔らかくてローパワーで、ラケット面が手ごろな大きさ」

このブログでラケットインプレッション ダンロップ社NEOMAX2000を書いてから約2週間がたちました。その間、練習やゲームで、このラケットをずっと使っています。試す意味もありますが、これまで使ってきたラケットと比較しても使いやすいからです。

使い続けてみた印象としては、最初のイメージ通りのラケットで、今のところ、何の不満もありません。一言でいうと、「とても気に入っています」ということです。

MAX200Gと似た、鈍く振動吸収性が高い(やわらかい)打球感は、ラケットインプレッション ダンロップ社NEOMAX2000に書いた時から変わっていません。ラケット面が小さく、今となっては取り回しが難しいMAX200Gよりも、このラケットの方がより「よい(=使いやすい)」ラケットだと思います。

比較対象になりにくいかもしれませんが、私がそれまで使っていたWilson K-Fiveとラケット面サイズは同じですが、K-Fiveはボールが飛びすぎる(パワーがありすぎる)ので、ラケットを振りきることができないという弱点がありました。

K-Fiveはラケットのパワーがありすぎるので、インパクトでスイングを止めてしまうような(実際にはスイングを止めるわけではないのですが)打ち方になっていました。ラケット面が少しずれるだけでネットしたりバックアウトしたりするため、インパクトで力を加減してしまい、その結果、大きなフォロースルーを取れないような打ち方に、無意識の間になってしまっていたのでしょう。

このよくない傾向は、練習よりもゲームにおいて顕著です。ゲームでは、ミスをしないことが最優先するからです。飛びすぎ(バックアウト)が怖くて、腕が「ビビってしまう」という状態です。そうならないように、できるだけガットを硬めに張っても、結果は変わりませんでした。(これは、おそらく、私が、ラケットにおもりを貼って360~370gという重いラケットにしていることも、理由の一つだと思います。)

だからと言って、硬い感触のローパワーラケットは、私には向いていません。私は、フラット(フラットドライブ)でボールを運ぶ打ち方をします。ローパワーラケットで速いスイングでラケットを振りまわして強いスピンボールを打つことは、フラット系の私には難しいのです。

NEOMAX2000は、K-Fiveのような「飛びすぎる」という感じはしません。しかし、打球感は、他のローパワーラケットほどは難くはありません。

「柔らかくてローパワーで、ラケット面が手ごろな大きさ」という、私には理想的なラケットです。(実は、このイメージのラケットを探している方は、意外に多いのではないでしょうか?)

この感じは、MAX200Gと同じです。が、MAX200Gはラケット面が小さいため、NEOMAX2000と比較すると「飛ばなさすぎる」印象でした。NEOMAX2000は、程よくボールが飛んでくれます。

今、私がMAX200Gを使うと、実は、ボレーミスが多発します。理由は簡単で、ラケット面が小さいからです。NEOMAX2000では(ラケット面サイズのおかげで)ほかのミッドサイズのラケットと同じように安定してボレーを打つことができます。この点も、MAX200Gよりも気に入っている理由です。(ただし、他のミッドラケットと比較してボレーが飛躍的に打ちやすくなったとも思いませんが。)

ProkennexのRedondo Midもよいラケットなのですが、NEOMAX2000と比べると、フレームがやや硬い感じがするのです。(スイートスポットでボールをヒットした時には、その硬さはあまり感じませんが。)ラケット面が少し小さいからなのか、80%のグラファイト素材に対してケブラーが20%ほど混ざっているからなのか…。(同じProkennexでも、C1 ProTourの方は、ケブラーが混ざっていないかもしれません。このラケットは打ったことがないので、よく分からないのですが。もしかしたら、C1 ProTourはNEOMAX2000にやや似た打球感かもしれません。とはいえ、このNEOMAX2000の振動吸収性は真似できないでしょうが。)

ということで、当分は、いや今後は、K-FiveやProkennexのRedondo Midよりも、NEOMAX2000を使っていくことになりそうです。このラケット、かなり気に入りました。

以上、NEOMAX2000使用レポートの続報でした。

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