2014年7月22日火曜日

Mecir's Tennis (234) どのぐらい腰を落とすか・どのぐらい膝を曲げるか 

メシールは、当時、腰がよく落ちている、膝がよく曲がっていると言われていました。では、どのぐらい腰を落とせばよいのでしょうか。どのぐらい膝を曲げればよいでしょうか。

どういえばよいのでしょうか。人の感覚なので、人によって違うと思うのですが、一言でいうと「洋式便器に座っているぐらい腰を落とす脳内イメージ」です。こんなに腰を落とし、こんなにお尻を突き出して大丈夫かというほど腰を落としてください。

膝も、同様に曲げこんでください。お尻を突き出すぐらいに、膝を曲げこみます。インプレー中は、サーブの場合も、ストロークの場合も、ボレーの場合も同じです。膝の下(いわゆる弁慶の泣き所)が地面と平行になるぐらいの脳内イメージで、お尻を突き出してください。

さらに、そのままでボールを追いかけてください(ステップワーク)。また、そのままでボールをヒットしてください。

なんとなく、こんなに腰を落としては動きがぎこちなくなるのではないかと思うかもしれません。しかし、実際にはその逆です。これだけ腰を落とすと、安定した体勢でボールを打てるため、自由に上半身が使えます。スイングの自由度が高くなります。

メシールの「上体を立てたスイング」のためには、この腰を落とし膝を曲げこむことは必須といってもよいでしょう。実際、メシールのビデをを見ていると、感覚的(脳内イメージ)には洋式便座に座っているぐらい腰を落としていると思います。(もっとかもしれません。)

それはまさに、メシールのスイングです。つまり、自由なスイングのためには、それほどまでに腰を落とすことが有効なのです。「動きづらくなるのではないか」と思うぐらい、腰と膝を落としてプレーしてください。

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