2015年12月29日火曜日

Mecir’s Tennis (279) 侍の刀のようにテイクバックしよう(2) フォアハンドでは左肩を「入れる」

グランドストロークでは、①上体をしっかりと立てる(体幹をまっすぐにする)こと、②状態の力を抜く(腕の力を抜く)ことが重要です。これを実現するためには、ボールが飛んで来たらまず左肩を0時の方向に向けることです。いわゆる「左肩を入れる」ことが大切です。

フォワードスイングでは腰の回転と腕の回転はずれが生じるのですが、腕の回転の力を利き腕を使いたくありません。利き腕の役割はボールにパワーを与えることではなく、ボールをコントロールすることだからです。

では、腕のスイングのパワーはどこからもらうか。一番良いのは、左肩です。または左腕です。左腕が肩の回転を引き出して、その回転で右腕も(少し遅れて)出てくるのが一番良いのです。

そうすることで、右腕(利き腕)に力を入れる必要がなくなります。

しかも上体が立っており顔が動きませんので、目はボールをしっかりとらえることができます。

後は右腕は、ボールを自由にコントローすればよいのです。ただし、そのためには、それまでのおぜん立てのバランスがすべて整っている必要がありますが。腰の回転、左腕の回転、右腕が遅れてくるタイミングなどにアンバランスが生じると、その結果、利き腕は正確にボールをヒットできなくなってしまいます。

話を戻しますが、右腕(利き腕)の負担を軽くするためにも、「ボールが飛んで来たらまず左肩を入れる」ことを条件反射にせねばなりません。

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