2013年6月17日月曜日

Mecir's Tennis (170) サーブではラケットを速く振る(当然ですが…)

フラットドライブ系のグランドストロークでは、ラケットを押し出すイメージでボールをヒットします。この打ち方は、ボールコントロールができるために私はとても好きな打ち方なのですが、このイメージの弊害もあります。

それは、本来このような打ち方をしてはいけないショットも、つい、同じイメージで打ってしまうという事です。例えば、サーブがその例です。

スピン系サーブ(ヘビースピンではなくても)については、内転・外転の重要性などがあちらこちらで書かれていますが、もっと基本的なこととして、ラケットを速く振るという事があります。ラケットをゆっくりと振っては、どんなに正しいフォームでサーブを打っても、ボールにはスピンはかかりません。ラケットを速く振る、つまり腕に力を入れてラケットを振ることは必須です。(腕に力を入れることは、ラケットがボールを厚く打つという事とは関係ありません。サーブでは、フラットドライブとは違って、ボールを厚く打ってはなりません。)

メシールのサーブのフォームを見ると、(グランドストロークのイメージがあるせいか)ラケットをゆっくり振っているように思います。しかしメシールのサーブでも、スピンをかける場合(特にセカンドサーブ)にはラケットを非常に早く振っています。もちろん、ラケットを振る方向は相手コート方向ではなく、ボールが飛び出すのに対して垂直方向(の脳内イメージ)です。「サーブを打つ場合はいつも全力でラケットを振る」という基本は、メシールのテニスでも共通です。

私の個人的なことですが、いろいろな教則本を見て、書いてある通りに打ってもどうしてもスピンサーブが打てなかったのですが、ラケットスイングを速くする(端的に言うと、力いっぱいラケットを振る)ようにしたとたん、スピンがかかるようになりました。こういう事って、教則本には意外にはっきりとは書いていないものです。

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