2013年5月8日水曜日

Mecir's Tennis (155) テイクバックでは左肩を入れる…の謎

フォアハンドのテイクバックではしっかりと左肩を入れる…とよく言われます。が、実際にメシールのプレーを見ていると、いつもそこまで左肩が入っているわけではありません。と言っても、完全に左肩がひらいた状態で打つことはまずないのですが。

左肩を入れてテイクバックをしようとすると、どうしても背中がネットに向いてしまって、クローズドスタンスになります。バックハンドではこれで正しいのですが、フォアハンドでは背中はネットには向きません。

どう考えたらよいのかなあ…と思ってメシールのビデオを観ていて、ふと気が付きました。

確かにメシールのフォアハンドでは、体がボールに対して横を向いています。イメージとしては、飛んできたボールの飛球線に対して、体がネットに対して2時から3時方向を向いています。

これは、何のためか。簡単です。体を回転させてボールをヒットするためです。

つまり、ボールが飛んできたときに、体を横に向けたり、左肩を入れたりすることが大切なのではないのです。体を回転させながらボールをヒットすることが大切なのです。

どれだけ体を横に向けるか、左肩を入れるかは、どれだけ体を回転させながらストロークを打つことができる(余裕がある)かによって決まってきます。

相手のボールがゆるくてチャンスの場合には、思い切って左肩を入れるのもよいでしょう。なぜなら、それだけ大きく体の回転を使ってボールを打つ余裕があるからです。

相手の球が速くて低い場合。あまり大きな体の回転は使えないでしょう。そのような場合でも、最低限の回転を確保するためには、ボールに対して体を横に向ける必要があります。多少、左肩が開いていたとしても。

強弱の程度はあれ、必ず、体を回転することでボールをヒットする。だからこそ、体はボールに対して横向きになるのです。腕の力は不要です。体の回転と大きなフォロースルーでボールを打つ(運ぶ)のです。大切なのは、強くボールを打つことではなく、ラケット面をボールに対して正しくあてることです。

ボールに対して体を横向きにするのは、目的(結果)ではなく手段だという事です。

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