2013年5月13日月曜日

Mecir's Tennis (159) 相手のボールが厳しい場合の対応

Mecir's Tennis (158)では、最近のスピン系のフォアハンドに比べて、メシールの様なイースタングリップのフォアハンドは取り扱いが難しいという事を書きました。

では、逆に、メシールのフォアハンドが有利な場合はないのでしょうか。

その一つが、相手の打った球が速いまたは深いなど、よいボールだった時の対応です。この場合、次の3つのうち、一つをコンパクトにすることで対応が可能です。どれでしょうか。
  1. ボール地点に足を運ぶステップワーク
  2. テイクバック
  3. フォロースルー
正解は、2のテイクバックです。メシールのフォアハンドでは、緊急の場合には2のテイクバックをかなり(極限まで)小さくすることができます。脳内イメージで言うと、ほんのちょっとだけラケットを引く程度まで小さく、です。

これは、言い換えると、1と3は手を抜いたり、省略したり、コンパクトにしてはいけないということも意味しています。もう少し詳しく書きましょう。

もし、相手の打ったボールが速くまたは深く飛んできた場合、通常と同じように1のステップワークをせねばなりません。この部分を省略(手抜き)をしてはいけません。これは、つまり、ステップワークが間に合わないとテイクバックする時間が取れないのではと言う心配をしなくてもよいという事です。テイクバックを限りなく小さくすれば対応が可能です。

テイクバックはできるだけ小さくすることが可能です。ただし、それには条件があります。それは、テイクバックでは無駄な動きをしてはいけないという事です。

レディーポジション(構え)は、ラケットを持つ手が腰の前(胸の前にならない)女の子のもじもじポーズです。ラケットは原則的にはネット方向(0時方向)です。11時や10時を向いてはいけません。そこから、骨盤の回転だけで、テイクバックします。右肘はやや曲げたまま、多少のボールの高さにあわせます。

また、テイクバックを含めて、動き全体で体に力を入れすぎてはいけません。あくまで、力ではなく、正しいフォームでボールを打ち返すという意識が必要です。どちらかと言うと、体の力は通常のストロークよりも抜いても構わないぐらいです。

実際、相手のボールが速いという事は、多くの場合は、高く弾まないボールです。高い場合は、モジモジポーズの位置から右腕が上に上がることになりますので、時間がやや余分にかかります。いずれにしても、テイクバックは小さくとります。

相手のボールにもよりますが、テイクバックの開始はボールが足元近くで(相手のボールが深い良い球ですのでかなりベースラインよりにバンドすると想定します)バウンドするタイミングで開始しても、なんとか間に合います。相手のボールがネットを超えてベースライン近くでバウンドする間、できるだけ早くテイクバックを開始したいところですが、我慢です。まずはステップワークで、十分な場所まで移動(または足の位置を決める)ことを優先します。

小さなテイクバックの後、すぐにフォワードスイングに入ります。ここから先を小さくしてはなりません。この点も大切です。相手のボールに勢いがありますので、イースタングリップでは面を作るだけでもボールが返ることが多いのですが、それに甘えてはいけません。とても小さいテイクバックからであっても、フォロースルーは大きくとります。それによって、ボールの方向や高さなどをコントローするためです。

メシールのフォアハンドは、難しいうち方ですが、利点もあるということですね。

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