2014年1月20日月曜日

Mecir's Tennis (212) ハイボレーとローボレー

ハイボレーとローボレーはどちらが簡単でしょうか。

プロはともかくとして、アマチュアプレーヤーの場合は、ハイボレーが得意な人もいれば、ローボレーが得意な人もいると思います。初心者にとってはローボレーは難しいですが、薄いグリップを覚えると、逆に、ローボレーの方がむしろ安定しているという人も多いのではないかと思います。

ところが、ハイボレーが調子よく打てる時にローボレーがうまく打てないことや、その逆になる場合があります。昨日はローボレーは問題なく打てていたのに、今日はなぜかネットに引っかかるなぁ、というような場合です。

これは、ハイボレーとローボレーでは役割が違うことからきていると思います。ハイボレーはパンチ、ローボレーは流すイメージです。ハイボレーは短く打ち、ローボレーは深く打ちます。ハイボレーは力強くボールをヒットしますが、ローボレーはボールを運ぶように打ちます。

メシールのテニス(210)でも書きましたが、力強くボールを打つ場合にはラケットを短く持つことが有効です。つまり人差し指の付け根を意識するわけです。一方、運ぶように打つ場合にはグランドストロークと同じように小指の付け根を意識してボールを打ちます。

これを切り替えることで、どちらのボレーも安定して打てるようになります。言い換えると、この違いを意識しておかないと、重心が人差し指に来ている日は「今日は、なぜか、ローボレーがうまくいかないなあ」ということになるわけです。

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