2014年1月27日月曜日

Mecir's Tennis (217) 改めてフォアハンドテイクバックを考える(その4) ヘッドがネット方向を向いていれば何をしてもよい

Mecir's Tennis (214) 改めてフォアハンドテイクバックを考える(その1) 1980年後半という「移行期」
Mecir's Tennis (215) 改めてフォアハンドテイクバックを考える(その2) 1980年代後半のメシールのフォアハンド

Mecir's Tennis (216) 改めてフォアハンドテイクバックを考える(その3) ラケットヘッドはどこを向くかにおいて、ラケットヘッドがテイクバックでネット方向を向くフォアハンドの練習方法を説明しました。

しかし、実際のグランドストロークでは、テイクバックでラケットをロック(セット、固定)することはできません。それでは、ボールに威力を与えることができません。テイクバックをなくすことはできません。

しかし、繰り返しますが、そのテイクバックでラケット面を開くことは許されません。言い換えると、ラケットヘッドはネット方向を向き続けなくてはなりません。

テイクバックでのラケットの動きを、許される方向(OK)と許されない方向(NG)に分けると、次のようになります。
  • OKな方向
    • ラケットヘッドはネット方向を向いたまま、(ラケットを伏せた状態で)ラケット面方向に動かす。
    • ラケットヘッドをネット方向に向けたまま、ラケットの中心軸方向にラケットを動かす。
    • ラケットヘッドをネット方向に向けたまま、ラケットのフレーム方向(ラケット面を含む面内で)にラケットを動かす。
これらの方法は、すべて、ラケットヘッドはネット方向を向いています。つまり、これら3つの方向、およびそれらの組み合わせではどんな動きをしても構わないのです。実際メシールのフォアハンドテイクバックは、ボールに合わせていろいろな動きをしています。
  • NGの方向
    • 体の回転に合わせてラケットヘッドを扇型方向に動かす。(ラケット面がだんだん開いてしまう。)
体の回転に対してラケットを動かしていないのでよいテイクバックのように思いますが、正しくありません。ラケットヘッドは、体に固定すると勝手に後ろ向きになっていくです。

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