2013年1月7日月曜日

メシールのテニス(99) コンパクトなフォアハンドテイクバック


メシールのフォアハンドテイクバックは、かなりコンパクトです。映像で見ると分かりにくいのですが、オンコートでの脳内イメージで言うと、「右肩の前でごく小さな旋回半径でテイクバックしている」程度です。下の連続写真のテイクバックをみると、写真1枚目から3枚目までは、体でラケットが隠れるぐらいのテイクバック始動となっています。そのあと、テイクバックのピークでも、体の線よりもラケットが背中側には回ってきていません。脳内イメージで言うと、体の前(右肩の前あたり)にラケットがあるような感覚だと思います。(GIFアニメーションはこちら。)












GIFアニメーションはこちら

この、脳内イメージをもう少し詳しく書くと、次のような感じです。
  • テイクバックは右肩の前で小さな回転半径で行う。
  • 右肩の前で折りたたんだ腕を伸ばすことでフォワードスイングを行う。
  • フォワードスイングをリードするのは、右腕の力ではなく、左肩の回転の力。
右肩でボールを押し出すイメージは、逆に言うと、相手のボールと体の距離を取る際に、右肩で距離を取る(右肩の前でボールを打つ)感覚になります。(あくまで、脳内イメージです。)これは、利き腕の方で距離をとれるので、とても打ちやすいはずです。


テイクバックで右腕をコンパクトにたたんでいますので、どうしてもフォロースルーも小さくなりがちですが、それではいけません。テイクバックが小さい分、逆にフォロースルーを大きくとる必要があります。

その際、そのフォロースルーを導く力は、左肩の回転(えもんかけの回転)です。右腕の力でフォワードスイングやフォロースルーをしてはいけません。

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