2013年1月20日日曜日

Mecir's Tennis (119) 右足とラケットの同期(1)


メシールのフォアハンドでは、テイクバックからフォワードスイングにかけて、右足つま先はネットに向かって、1時方向になります。


一般には、つま先は2時から3時方向を向きます。一般とメシールの違いを図にしてみました。

http://www.tennis4everyone.com/tennis-tips/223-odds-favor-novak-djokovic-to-win-at-wimbledon

http://www.flickr.com/photos/tennis_express/6473345073/


メシールのテニスではテイクバックトップでラケットヘッドが体の前で、かつ5時方向を向く(6時方向を向かない)ため、「小さなテイクバック」です。(こちらの写真は、どれを見ても、ラケットヘッドは5時方向を向いています。)その代わりに、ラケット面を正確(精密に)作り、確度の高いフォアハンドストロークをします。

小さなテイクバックで、確度の高いストロークのために何ができるか。

それが、右足とラケット面の連動です。一言で言うと、「テイクバックでは1時方向を向く右足とラケット面を平行にする(脳内イメージ)」です。その後、右足の力でフォワードスイングするときに、ラケット面をそれに同期させます。

これにより、テイクバックからフォワードスイング前半までは、ラケット面を右足によって操作するイメージができます。言い換えると、ラケット面を(右手で)任意に動かすことはできません。

プレーヤーは、テイクバックからフォワードスイング前半までを、右足だけに意識を集中してボールのコントロールをすればよいのです。右手に力が入るのは、フォワードスイング後半、インパクトからフォローするにかけてという事になります。

この方法の利点はたくさんあります。
  • フォワードスイングで正確なラケット面を作りやすい。
  • テイクバックからフォワードスイングで右手の力が抜ける。
  • 右腕に力が入らないので、テイクバックで右脇が締まりすぎない。
  • (右足が体の前にあるので)ラケットを体の前に置くイメージを作りやすい(体の右側に来ない)。

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