2014年8月17日日曜日

Mecir's Tennis (240) 腰より高いボールの打ち方(テイクバックでの上腕の使い方)

メシールのフォアハンドではフォワードスイングにおいて上腕は必ず水平よりも下に向けるということを書きました。これは、腰より低い場合には簡単ですが、では腰より高いボールではどうでしょうか。腰よりも高いボールのテイクバックで、どのように上腕を下げればよいでしょうか。

ここで大切なことは、腰より上のボールであっても、(腰より低いボールと同様に)下から上に振り上げるということです。「ラケットスイングは下から上」のイメージは、ボールの高さに関係なく同じです。

腕の構造上、腰より高い球で上腕を下に向けることはできません。ただし、この、「スイングは下から上に」を意識することで、脳内イメージにおいて(構造的にはあり得ないのですが)上腕を下に向けることはできます。つまり、脳内イメージでは上腕を下に向けることで、ラケットスイングは下から上に振り上げやすくなるのです。

実際には、上腕はほぼ水平になるはずです。つまり、この場合でも、フォワードスイングにおいて上腕を上に向けてはなりません。

メシールのフォアハンド(スローモーション)を見てください。バックハンド側からの撮影であるので見づらいですが、ラケットを下から上に振り上げることで上腕が(脳内イメージでは)下向きになっている様子がよくわかるはずです。


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