2014年8月18日月曜日

Mecir's Tennis (244) フォアハンドテイクバックで作るループ(4)

メシールのフォアハンドは、かつてレンドルのフォアハンドと比較されることがありました。ともに、チェコスロバキアのプレーヤーだったことも理由かもしれません。

もう一つの理由は、(プロセスは違うものの)テイクバックで右肘が後ろに突き出ているため、テイクバックの写真では似ているたことがあるかもしれません。

しかし、レンドルとメシールのフォアハンドは、実はかなり違います。レンドルのフォアハンドを見てください。実は、レンドルはテイクバックであまりループをしていません。レンドルはメシールのようにテイクバックからのラケット軌道によりスピンをかけません。ラケット軌道を一定にして、手首でボールを擦りあげることでボールに強い順回転をかけています。これは、レンドルが厚めのグリップであることが理由です。

メシールは、むしろスイングの中でスピンをかけるので、スイングそのものが重要です。言い換えると、ラケットの軌道が重要です。そのため、スピン系のボールを打つためにはテイクバックでのループが必須となるわけです。

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