2011年7月3日日曜日

テニスに関係ない話: ツォンガ ウィンブルドン2011男子準決勝

ここのところ、テニスに関係ない話ばかり書いていますが、今回も、実は、テニスとは関係ない話です(笑)。タイトルでテニスの話だと思った方、申し訳ありません。

別のタイトルでも書いたのですが、私は、このところ、何年かぶりにテニスを見ています。WOWOWにも、初めて加入しました。

さすがにフェデラーとかナダルとかのプレーは、どこかで見たことがあったのですが、一部の選手を除いては、初めてプレーを見る(名前だけは知っている)選手ばかりです。

この、フランスのツォンガも、その一人です。今回、男子準決勝でのジョコビッチ戦で、初めてそのプレーを見ました。テニス選手としては、がっしりとした体格の黒人系の選手です。フランスの黒人系テニスプレーヤーとして、なつかしい、ヤニック・ノアを思い出しました。

パリの地下鉄に乗るとわかるのですが、パリ(フランス全土?)の人口に黒人が占める比率は、おそらく、パリを訪れたことがない人が想像するよりは高いと思います。(どのぐらいなのでしょうか?)

したがって、フランスの黒人プロテニスプレーヤーがいることには、それほど、不思議な感じはしません。

実は私は、フランスのナントという街に行ったことがあります。フランスの西、ビスケー湾に面している古い町です。ビスケー湾は、そのまま、大西洋につながります。日本では、ナントの勅令という名前で知られていると思います。図は、Google Mapsで作成したナントの位置を示す地図です。



ナントは、本当に美しい町でした。ヨーロッパの街は、美しい町が多いと思いますが、ナントは、その中でも大きすぎず、小さすぎず、私の記憶にはよい印象しか残っていません。川を上りながらのクルージングでみたさまざまな古城のライトアップは、特に素晴らしかったです。

ナントは、実は、とても悲しい歴史を持った街です。フランスが、アフリカから黒人を奴隷として連れてきたときに、その奴隷船が停泊する街だったのです。いわゆる、奴隷貿易で栄えた街だったと聞いています。今は、湾が浅くなって、貿易機能を失い、その結果、歴史がそのまま残っている(だから美しい)街だったと思います。(ヨーロッパには、そういう街がいくつかあるようですね。)

アメリカでは、初めての黒人大統領が生まれましたが、黒人コミュニティーへの差別は依然として生活のいたるところに残っています。フランスではどうなのかなぁ…と、試合を見ながら、ふと思いました。

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