ウインブルドンも、例年のように天候がコロコロと変わっているようですが、全英オープンは順調に試合が進み、男子はベスト8が、女子はベスト4が出そろいました。
”鉄板”と呼ばれる男子の上位シードの4人は、ナダルの足の故障が気になるものの、予想通り、ベスト8に全員が残っています。とあるブログサイトに、大会前に、「ウインブルドン男子のベスト4を予想しましょう」というサイトがあった(ここ)のですが、私はこんな風に書きました。
さて、ウインブルドン2011のベスト4を予想しようとしたのですが、すごく難しいです…他の人と違う予想をするのが(笑)。
考えてみたら、今のトップ4(ナダル、ジョコビッチ、フェデラー、マレー)の組み合わせ以外は、思いつきません…という人ばかりなのではないかと思います!
ベスト4の4人を当てるのではなく、この4人になるか、または一人でも違うか、どちらかを選択せよと言われても、前者を選びますね(笑)。
私だけではなく、おそらく、多くの人が、同じ意見であったのではないでしょうか。そして、今のところは、その4人が、ベスト8に残っているわけです。
一方で、女子のベスト4を予想するのは、非常に難しいことも、どなたも異論はないでしょう。ベスト4を予想するどころか、ベスト4に残る選手を一人あてるだけでも易しくないという、大混乱状態(群雄割拠?)です。これは、全英オープンだけの話ではなく、直前の全仏オープン2011でも、第1シードのウォズニアキ、第2シードのクレイステルス、第3シードのズヴォナレーワらが4回戦を前に敗退し、優勝は第6シードの李娜(Na Li)だったわけです。(その李娜も、全英オープン2011では早いラウンドで敗退しました。)
4、5、8、9、24、32、-、-
1、2、3、4、10、12、-、-
この2つは、今回の全英オープン2011での、女子、男子のベスト8に残った選手のシード順を表しています。男子は、確かにトップ4は”鉄板”ですが、その後が安定していない(一桁シード選手がベスト8に残っていない)ことがわかります。一方、女子は、誰が勝ちあがるのかを想像するのは容易ではないですが、ノーシードは男子と同じ2名、一桁シード選手も男子と同じ4名と、全体のバランスを見ると、思っていたほどは”混乱”状態ではないことが分かりました。
さて、女子のベスト8を見ていると、もう一つ、気が付いたことがあります。ベスト8に残った8名の選手のうち、姓の最後がvaで終わる選手が4名もいます。つまり、半分がvaで終わる選手なのです。スラブ系言語国では、女性の姓はvaで終わる文法があるので、出身国が分かりやすいのです。(昔懐かしいナブラチロワのお父さんは、ナブラチルさんでした。)
これらのことは、私には、偶然ではないように思えます。
きちんと調べていないので想像を交えて書いていますが、私は、テニスの世界では、男子よりも女子の方が、世界の各国の情勢とランキングが連動しやすいように考えています。(このことは、稿を改めて、議論したいと思います。)
いよいよ、スラブ系諸国が、テニス界で勢力を拡大し始めたのです。そして、2011年の女子テニス界は、そのターニングポイントなのかもしれません。全英オープンの女子シングルスで上位ランキング選手が早期ラウンドでバタバタと敗退し、その一方で”va旋風”が吹き荒れていることは、偶然ではないと思います。
いよいよ、スラブ系諸国が、テニス界で勢力を拡大し始めたのです。そして、2011年の女子テニス界は、そのターニングポイントなのかもしれません。全英オープンの女子シングルスで上位ランキング選手が早期ラウンドでバタバタと敗退し、その一方で”va旋風”が吹き荒れていることは、偶然ではないと思います。
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