2011年9月12日月曜日

メシールのテニス(42) 安定したフォアハンドストローク(その3) 背筋で打つ

安定したフォアハンドについて、ブログを書いてはコートで確かめるということをしているのですが、やはり、なかなか安定しません。バックハンドはかなり安定しており、ストレートに来たボールを鋭角のクロスに打ち返してウイナーまたはネットを取るということができるようになりました。

バックハンドが安定すればするほど、逆に、フォアハンドが不安定になるような気持ちすらしてきました(笑)。

これまで、穴の開くほど、メシールのビデオを見てきました。あらゆる分析をしました。しかし、おそらく、まだ、どこかに、重大な見落としをしているはずです。

今日、気が付いたのは、背筋の使い方です。ボールが飛んでくる。それを打ち返す時に、どこに力を入れるか。重いラケットで打点を前にして、ボールを前方に運ぶ力はなにか?

それは、背筋のはずです。背筋には、力を入れても入れすぎることはありません。その代わりに、ラケットを持つ右腕の力はできるだけ抜きます。左腕には力が入ってもよいでしょう。腹筋にも力を入れるとよいかもしれません。ラケットの重みを感じながらスイングしましょう。ラケットにボールを打たせる感じです。ラケットは「重いもの」なのです。このあたりのイメージは、かつての、ハナ・マンドリコバのフォアハンドのイメージがわかりやすいでしょう。

背筋の力が正確にラケット面に伝わるには、インパクト前ぐらいまでは右脇が開いてはいけません。(インパクトでボールを押し出す時には、当然ですが、右脇は空きます。そうしないと、腕を前方向に伸ばすことはできません。)脇を締めてインパクトでラケットを突き出すのは、やはり、ボクシングのジャブをイメージさせます。

腕の力を使わず、背筋の力でラケット面でボールを捉えて、それを前方に打ち出して(押し出して)いく。近いうちに、一度、他のフォームを忘れて、背筋で打点を前にして、ラケットを大きく振るという打ち方を試してみようと思います。

今回は、確定していない技術を書きました。結果は、また、このブログで報告します。

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