2011年9月15日木曜日

メシールのテニス(44) 安定したフォアハンドストローク(その5) テイクバックでは体を回転させるだけ

まずは下図をご覧ください。

以前、「テイクバックではラケット(右腕)を体の後ろ(12時側)に置かずに、体の前に置く」と書きました。これは、一言で言うと、「腕をいっさい動かさず、体だけを回転させる」ということで実現できます。そして、大切なことは、体の回転は右足を引くということで実現できる、ということです。下の図を見てください。


これは、つまり、ボールがふぉわハンド側に来たら、右足だけを動かせば、体が回転し、テイクバックは完了するということです。テイクバックにおいて、腕を固定する必要はないですが、腕を大きく引く必要もないのです。

ここまでは、右腕の仕事はほとんどありません。右腕が仕事をするのは、ここから先のフォワードスイングです。下図に示すように、ボール体の距離を適切にとり、左肩をボールの方に向けます。両肩を結ぶ線とボールの飛球線は平行になります。体の正面ではなく、横にボールを持ってくるというイメージが大切です。

その後は、フォワードスイングですが、ここまで準備ができたら、あとは、ラケット面がボールをしっかりと打つことだけを意識して、自由にスイングをして構いません。ラケット面が上を向かないこと、ボールを押し出す、背筋を伸ばす、脇が開きすぎないなどに気を付けてながら、自由に大きなフォロースルーでスイングします。ラケット面がしっかりとボールをつかみ、思う方向にラケットを押し出すことに集中します。

0 件のコメント:

コメントを投稿